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設計室便り

免震便り
14.新潟地震と免震
13.山古志村の人々
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11.建築中の住宅を免震にしたら
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(株)構造計画
免震,制振,構造設計,耐震診断,伝統木構法
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免震便り

「山古志村の人々」
No.13 2004/11

大きな余震の続く新潟の被災地には、冷たい雨の中、家のかたわらのテントや車の中で寝起きする人々の姿があります。目の前にある住宅が使えず、なんと残念なことでしょう。余震にも強い木造住宅づくりは、新しい課題となるでしょうか。

震度5以上の余震が15回
名古屋大学の安藤雅孝教授は「地質構造が均一で、動いた断層が1本だけというようなところは余震も少ないが、中越地域のように活断層が何本もあり、地質構造が不均一でガサガサしたところは、余震が多くなりやすい」と説明しています。連動して別の活断層が動いている可能性も指摘されていますが、私たちのまわりの地盤も一度よく調査したいものです。

山古志村の人々
14の集落、2200人全員が避難した山古志村は、棚田の美しい風景や錦鯉、千年も続く牛の角突き神事で知られていますが、もう一つ、手堀トンネル日本一、870mの中山隧道があります。豪雪地帯で冬ともなれば隣町へ行くのに峠を越えようとして遭難死することもまれではなかった時代、思いあまった村人は力を合わせてトンネルを掘り始め、1933年から1949年まで戦時中の中断を含めて16年かけて開通させました。山頂に至る棚田、改良と工夫をこらして日本一となった錦鯉、そして中山隧道、これら全てが山村で生きる村人が必至の力を合わせて切り開いたものでした。
崩壊した棚田、水が抜けた水槽に口を開けて折り重なる鯉、半身土砂に埋もれて息絶えた牛、離村する人。しかし、村人の力は必ずかつての暮らしと村の文化を取り戻すことでしょう。

木造住宅の免震の仕事を頂きました。現場は三鷹です。作業の進捗とその折々の課題などを簡単にまとめます。免震便り2年7ヶ月もご無沙汰しました。お読みいただければ幸いです。(摺木)

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