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免震便り
14.新潟地震と免震
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11.建築中の住宅を免震にしたら
10.既存建物を福祉施設に改修
09.免震診療所が竣工
08.免震構造の不確定要素
07.神戸震災時の免震建築
06.コンクリートの耐久性
05.地盤振動の考え方-2
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03.免震建物の揺れ方
02.免震のライフサイクルコスト
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免震,制振,構造設計,耐震診断,伝統木構法
一級建築士事務所(株)構造計画,摺木勉
〒243-0121 神奈川県厚木市七沢1640-3
TEL:046-250-7160 FAX:046-250-7151
神奈川県 厚木市 株式会社構造計画
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免震便り
「免震のライフサイクルコスト」
No.02 2000/6
たまプラーザ駅の近くに建つ診療所の免震評定番号は「BCJ-免777」と、縁起の良い数字が並びました。以来、なにか良いことがあるのではと希望をつないでいます。御一読、頂きたく。
免震のライフサイクルコスト
診療所の医師が免震構法を採用した理由の一つに「ライフサイクルコストの比較」がありました。以下はコストについての提案要旨です。
建築コストを考えるとき、建設工事費のみを対象にして評価しがちだが、本来はその建物が寿命を終えるまでの間に必要な全ての費用を考慮することが大切である。従って、建築コストは一般的に
図-1
のように示される。
統計によれば、この内の建設工事費は全費用の20%程度と「氷山の一角」に過ぎないケースが多い。更に、関東地域では大地震による医療機器の損傷、建物の修復費及びこの期間の休業損失などの発生も想定されることから、「地震リスクを考慮したライフサイクルコスト」として、
図-2
のコスト比較が一つの知見となっている。そして、
図-3
は以上のまとめを示す。
医師は、神戸の震災時に地域の診療所がいち早く立ち直り、けが人の救済に大きな役割を果たしたことなどに触れて、免震構法を採用されました。(摺木)
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