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(株)構造計画
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免震便り

「免震建物の揺れ方」
No.03 2000/7

暑中お見舞い申し上げます。冷たいビールが実にうまい季節となりました。たまプラーザの診療所は、杭打ちが終わり免震ゴムを受ける基礎工事となりました。御一読ください。

免震構造の揺れ方
診療所の医師が免震を採用した理由の二つ目は「震災後、直ちに診療が再開できること」でした。設計では地盤が1秒間に50cmぐらいの速さで揺れる大地振動を想定しましたが、このとき免震建物の揺れ方はどうか、計算の結果です。

診療所は左図のように地盤の揺れをゴム層が吸収するため、建物の揺れは1秒間に9.6cmの速さで最大振幅は1cm以内となります。一方、従来型では地盤と建物の固有周期がほぼ同じ0.2秒台であるため双方の揺れが重なり合い1秒間に50cmの速さの地震動をまともに受けることになります。
腕を立てて振ってみると、従来型は激しい衝撃を受けるが、免震型は微振動で済むことがよくわかります。
免震診療所が大震災でも機能を失わない理由です。(摺木)

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