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(株)構造計画
免震,制振,構造設計,耐震診断,伝統木構法
一級建築士事務所(株)構造計画,摺木勉
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免震便り

「コンクリートの耐久性」
No.06 2000/10

力と技の感動を照らし続けた聖火が、「アテネへ!」人類史にまた新しいページを開いてくれそうな希望を残して消えました。
熱戦に力を出し切った選手達の爽やかさは、免震構造にも通じると思いました。それは、共に数秒間の戦いで人々に感動を与えるからです。
たまプラーザの免震診療所では、2階駆体が打ち上がりました。御一読いただければ幸いです。

免震にふさわしいコンクリートを打つ
地震で壊れない免震建物は長寿命となるので、コンクリートにも高い耐久性を求めることにしています。
表-1はコンクリートの水量と耐久性の関係を示すものですが、水量を減らせば耐久性は著しく高くなることを示しています。

そこで、診療所ではコンクリート1m3練り混ぜる水量を175リットル(水セメント比W/C=50%)としました。
そして、生コンクリート中の水量を現場で計測して結果を刻一刻プラントに通知し、W/Cの変動幅が+5%以内で収まるように、水量を絞り込む等の対応を求めます。
生コンプラントでは配合設計と試験練りをもとに、砂利、砂、セメントと水を練り混ぜ出荷しますが、練り上がりコンクリートの水量をいちいち計測しないのが普通です。
主な変動要因は砂利、砂の含水率にあると思われますが、ばらつきの多い材料だけに現場計測の必要性を実感しています。
計測には、モルタル混濁液の比重から水量を算定する方法を用います。
これは構造家増田一真氏が考案したもので、建築技術1975年11月号に掲載されています。現場で素早くできること、測定方法に起因するばらつきが少ないことから、私共も活用させていただいております。
現場には建設省標準値の2倍以上の耐久性、長寿命建築にふさわしい駆体が打ち上がりつつあります。(摺木)

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