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設計室便り

免震便り
14.新潟地震と免震
13.山古志村の人々
12.欠番
11.建築中の住宅を免震にしたら
10.既存建物を福祉施設に改修
09.免震診療所が竣工
08.免震構造の不確定要素
07.神戸震災時の免震建築
06.コンクリートの耐久性
05.地盤振動の考え方-2
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(株)構造計画
免震,制振,構造設計,耐震診断,伝統木構法
一級建築士事務所(株)構造計画,摺木勉
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免震便り

「免震診療所が竣工」
No.09 2001/1

1月17日のテレビは、6年目を迎える神戸震災追悼の夕べを映していました。失われた命の数の灯明の上に、トランペット・ソロが静かに流れていました。
たまプラーザの免震診療所は25日に完成引き渡しとなりました。板張りの待合室、暖かい色合いや照明器具の1つ1つに小児科医師の優しさを感じました。そして、この中では地震で何一つ壊れる物がないという安心感が、関係者の喜びを更に大きくしているように思いました。
免震装置の引き渡し検査終了の後、免震採用を決断した医師と、その実現に構造設計者以上の奮闘をされたプランナーへ手を合わせる思いで、通いなれた現場を離れました。

性能設計時代へ
いよいよ「性能指向型設計法」の時代を迎えます。神戸震災の教訓から生まれたこの手法は、構造のグレードと性能目標を次のように説明しています。

グレード
性能評価 人命が保護
される
財産が保護
される
機能が確保
される
性能目標 鉛直支持能力
を喪失しない
損傷が修復
容易な範囲
変形が使用に支障
をきたさない範囲

ご承知のようにCランクが建築基準法で規定する最低水準といわれます。この手法によれば、施主の要求と設計者が検証すべき性能目標がよりわかりやすくなり、質の高い構造設計を可能にするとされます。
神戸の6400名を偲ぶロウソクの明かりは、「住宅にこそ高い安全性を」と訴えているように思えます。今年は、免震構法で「Aランク長寿命」の住宅づくりもお考えください。
次回から、在来木造住宅免震構法のレポートを計画しております。(摺木)

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