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(株)構造計画
免震,制振,構造設計,耐震診断,伝統木構法
一級建築士事務所(株)構造計画,摺木勉
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免震便り

「神戸震災時の免震建築」
No.07 2000/11

逗子市の公共建物計画案が市民のアンケートで決定しました。(11/28 NHKテレビ)市民参加の新手法ですが、選択肢に免震などの構法選定欄もあったのか気になります。
たまプラーザの診療所は、免震と高品質コンクリート施工を支援する適切な監理体勢(前号)もあって、100年長寿命の駆体工事が完了し、内外装工事に入りました。

大地震時の診療所
「神戸震災で免震建物はどうだったか」とよく聞かれます。神戸市北区にあった免震構造のウエストビルは、300ガルを越える地表面加速度にも全く被害を受けませんでした。
1994年ロサンゼルス北西部でノースリッジ大地震がありました。次のようなレポートがあります。

「その日、免震構造のUSC大学病院では緊急の脳外科手術が行われようとしていた。メスを入れようとしたその時、地震の揺れが感知された。建物の穏やかな揺れが治まるのを20〜30秒間待った後手術は始められ、滞りなく終了した。
その間、在来構法による近隣の病院では医療機器の転倒、天井仕上げ材や照明器具の落下、スプリンクラー配管の破断による漏水で全館水浸しになる等、病院機能が完全に麻痺する事態が進行していた。そして、最も必要なときに地区内の病院で1000床が閉鎖された」


神戸でも震災直後の病院は同じような状況にありました。
たまプラーザの診療所は1階が小児内科、2階が歯科、3階は眼科となります。地表面が秒速50cmで揺れる大地震にも一切の機能を損なうことなく、地域の人々の命を守る拠点としての役割を果たすことでしょう。

建物は、機能を保全する性能保証の時代です。(摺木)

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